「だいじょうぶだと思ってやると、失敗することがある」
「たぶんだいじょうぶだろう」「このくらいだいじょうだろう」……そんなことを思ってやると、失敗することがある。これは、やはり、「明るいことを思うと明るいことが起こり、暗いことを考えると暗いことが起こる」ということを否定している。
手首を見て、きれいだなと思って、あのタオルはきたないタオルじゃないから、袋をもっている手が接触しないタオルのダニにやられることはないだろうと思ってやったら、刺されまくった。しかも、なぜか、右足まで刺された。たぶん、ダニが落ちたのだと思う。
「明るいことを思うと明るいことが起こり、暗いことを考えると暗いことが起こる」と言っている人だって、ほんとうは、あまい見通しでやったら、いたい目を見たということがあったはずだ。経験としてあったはずだ。けど、それは、無視しているのである。100%詐欺をするな。『自分で無意識・100%詐欺の人』……多すぎる。
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もちろん、「たぶんだいじょうぶだろう」「このくらいだいじょうだろう」と思ってやったら、だいじょうぶだったということは、ある。別にそういうことがあるということは否定しない。けど、「明るいことを思うと明るいことが起こり、暗いことを考えると暗いことが起こる」というのは、これまた100%の話なのだ。「明るいことを思うと、100%の確率で、明るいことが起こる」という文と「明るいことを思うと明るいことが起こる」という文は、意味的に等価。「暗いことを思うと、100%の確率で、暗いことが起こる」という文と「暗いことを思うと暗いことが起こる」という文は、意味的に等価なんだよ。
しかも、このままだと、暗いことが起こる確率が非常に高いときに、「このままだと暗いことが起こる」と注意喚起している人を、暗い人だと考えて、攻撃をするなんてことはあってはならない。そうやって、口を封じようとするということが、どれだけ、暗いことが起こることに貢献しているのか、わからないのか?