いろいろと、腹がたつことがあるけれど、俺が生きてきたのは、ある意味、奇跡的なところがあるなぁ。一歩、まちがえば、おちてしまうような、細い綱の上をわたってきたような感じがする。よく、生きてるよなぁ。
しかし、どうしようかな。腹がたつことは、腹がたつからなぁ。「とりかえしがつかないこと」ってあるんだよな。「あのとき」というのがあるのだから……。「あのとき」「あのとき」。
まあ、生きていることはたしかだ。このさき、どうするかな?
思い出すと腹がたつことというのが、いっぱいある。そして、ぼくの場合、そのときの感情が、リアルによみがえってしまう。記憶は単なる記憶じゃなくて、まさしく、そこで、再体験している。
けど、まあ、あんなことばかりで、よく生きているよなぁ。
しかし、どうする?