これ、まえも書いたけど、「あんこ」さん、すみません。あれは、悪気がなかった。ほんとうに、無意識的な書きまちがい。
掲示板に「あんこ」さんという人がいたのだけど、あるとき、「あんこ」が「あんこう」に見えた。その掲示板には、改行なしで、数千字の長文を書く人がいたのだけど、その人が、その人が書く文章中で「あんこさん」という文字を多用していた。で、眠たいときに、その人の文章を読んでいたら「あんこうさん」に見えた。ほんとう、改行なしで、ずらーっと書いてあるとそういうふうに見えちゃうときがある。前後の文字列の関係で「あんこさん」が「あんこうさん」に見えてしまうときがある。で、そのとき、「あんこさんのことをあんこうさんなんて書いたら、あんこさんは、めちゃくちゃに怒って、ものすごいことになるぞ」とぼくが思ったわけ。そうしたら、これまた、眠たいときに、無意識的に「あんこうさん」って書いちゃったんだよね。ひらあやまりに、あやまったのだけど、ゆるしてくれなかったなぁ。あれは、ほんとうに、単なる、無意識的なまちがい。別に、「あんこうさん」と書いて、あんこさんを怒らせたかったわけじゃないのだ。
「・・するとやばいぞ」と思ったら、そっちのほうに、誘導されてしまうというのはあるんだよね。いちおう、意識水準がさがったときに「・・するとやばいぞ」と思ったわけだから、「・・する」ことに注意がむいたことになる。この、意識水準がさがったときに「・・する」ということに注意がむいたという記憶が、書きまちがいの原因だと思う。「・・するとやばいぞ」と思ったわけだから、「・・すること」に注意がむいたわけで、「・・すること」に注意がむいたという全体的な記憶が残ることになる。この全体的な記憶の、部分的なリコール(想起)が、書きまちがいの原因になっていると思う。もちろん、これは、すべての書きまちがいの原因ではない。こういうことが原因になっている書きまちがいもあるのではないかということを言いたかった。