とりあえず、ネットスーパーで注文をしておいた。じつは、冷蔵庫の冷凍室が、やばいことになっている。霜がふえすぎた。霜をどうにかしないと、スペースが減っていくのだ。で、どうにかするには、一度、電源を切るしかないのだ。これは、そういう仕様になっている。電源を切るには、じつは、足を踏み入れたくないエリアに足を踏み入れなければならないということになっている。そのエリアは、ネズミ騒動のときに、立ち入り禁止となったエリアだ。あそこは、けっこうやばい。だいたい、エリアの殺虫剤レベルも高い。あそこ、いやなんだよな。おやじが、ネズミを餌付けしなかったら、こんなことになってないんだけどなぁ。ほんとうに、やっかいなことをおしつけて、異世界に行ってしまった。生きているあいだ、俺にやっかいなことをおしつけ続けたやつだ。最後まで、やっかいなことをおしつけて、行ってしまったみたいだ。おやじが、きちがい的な意地でああいうことをしなかったら、こういうことになってない。おやじ自体が、この世から消えたとしても、影響は残っている。やっかいな影響だ。これは、いまの俺に心理的な影響をあたえている。物理的な影響をあたえている。そりゃ、だれだって、きたないところには住みたくないだろ。そりゃ、だれだって、ダニに刺されるような生活はいやだろ。けど、あいつが生きていたときのあれやこれやで、ぼくは、エネルギーをうしなっている。エネルギーをうしなった原因をつくったのは、おやじとあにきだ。ひとすじなわではいかない。普通の人の、普通の家族とはちがうんだよな。けど、普通の人には、よくわからないことなんだよな。
話はちがうのだけど、ワクチンのことも、普通の人にはよくわからないことであるらしいのだ。ちゃんと調べれば、ちゃんとわかることなのに……。複数の仮説を立てて考えるということができないみたいなんだよな。同時に複数の仮説を立てるということが、できないみたいなんだよな。 権威のある機関が、データを改ざんしている可能性があるという状態での、推論ができないみたいなんだよな。まあ、多くの人にとってみれば、「権威のある機関がデータを改ざんしている可能性はない」ということになっているみたいだ。そうなると、それ以降の推論ができなくなってしまうのである。わかるかな? 権威のある機関が、データを改ざんしている可能性があるという前提に立って、同時に複数の仮説を立てる必要がある。あるいは、データをどのように集めたのかというところに注意して、同時に複数の仮説を立てる必要がある。