フラットアースを信じている人にちょっとだけ、言っておく。
たとえば、二ビルのことを語っているときは、二ビルが宇宙空間にあるようなことを言っているけど、フラットアース理論にしたがえば、天蓋のそとにはなにもないということになっているので、二ビルも当然。宇宙空間にはない。
ようするに、フラットアース理論を信じているなら、二ビルも、天蓋にうつされたイメージだと考えるべきだ。二ビルは天蓋にうつされたイメージではないということであれば、フラットアース理論を否定するべきだ。
それから、なんとかという宇宙人がいて、その宇宙人が地球人をつくったという理論を採用するなら、その宇宙人というのは、どこからきたのかということについて、考えなければならない。
その宇宙人が住んでいた星は、どこにあるのかということだ。
フラットアース理論にしたがうなら、その宇宙人が住んでいた星も、単なるイメージでしかないということになるのである。ところで、こういうことを言うと、それなりに、反論をしてくる場合がある。
たとえば、南極の氷が、フラットアースの円周近くにあり、その円周の外側に、未知の大陸があり、そこから、その宇宙人がきたということを言うのだ。単なる、フラットアースのモデルと、南極の氷が、円周近くにあるフラットアースのモデルと、 南極の氷が、円周近くにあり、さらに、その氷の外側に、未知の大陸があるというフラットアースモデルは、それぞれ、ちがった、フラットアースのモデルなんだよ。
こういうちがいを無視して、「ああ言われたら、こう言う」というようなやり方は、よくない。
これ、じつは、重要なことなんだよ。
けど、フラットアースを信じている人は、「どのモデルだって関係がない」と思っている。こういう態度がある。これは問題だ。
あとは、一般の人は、フラットアースを信じている人のことをバカだと思っているかもしれないけど、これは、よく考えられた「だますためのコンセプト」だ。
ちなみに、「副反応のとき、抗体ができている」とか「○○○○薬剤は、腕に打ったら、腕にとどまる」とかと思っている人は、フラットアースを信じている人とおなじレベルの思考力しかない。