2021年6月22日火曜日

なるべくカネを使いたくないという気持ちでいっぱいだったんだよな

 やっぱり、金がないときのいやな思い出を思い出すなぁー。なんで、こうやって、次から次へと……。もう、忘れていたことなのに……。なるべくカネを使いたくないという気持ちでいっぱいだったんだよな。そして、電車賃のことも気にしなければならなかった。それで、喫茶店に入れなかった。そこは、東京なのに大きなデパートなどがないところだった。ぼくは、東京だとどの駅にも、大きなデパートがあるものだと思っていた。しかし、なかった。小便がしたかったんだよな。そして、駅からだいぶ離れていた。

 

まあ、いいか。安いものを食べさせてくれるところに入って、トイレを使えないかどうかということを訊いたんだよな。そうしたら、誠に申し訳ないけど、トイレは貸せないということを言われた。その男性の店員はぼくに同情的だったんだけど、女性の店員が、男性の店員に向かって、「そんなのは、どこかの喫茶店に入ればいいのに、わざわざ、(うちみたいな店に)訊いてくるなんておかしい」というようなことを言ったんだよね。で、男性店員が「わからないけど、なんか理由があるんだろ」みたいなことを言ったんだよね。まあ、その会話には僕は入らなかったんだけど、喫茶店に入る金がないとは言いがたかった。あのとき、ハンバーガーショップみたいに、いくらかかるのかわかるところに行きたかったんだけど、ハンバーガーショップもなかった。なんか、その店は、サンドウィッチやホットドックを売っているところだった。けど、小さい店で、テイクアウト専用なんだよね……たぶん。それは、入ってからわかったんだけど。喫茶店に入った場合、電車賃のことを考えると、予算をオーバーしそうだったんである。

ほんとーーに、金がなかった。けっきょく、どうしたんだっけな? 我慢して、駅まで戻ったんだっけ? それとも、喫茶店に入って、安いものを注文したんだっけ? うーー、なんか歩いたような感じがする。たいていの喫茶店はトイレがあるけど、ないところだってあるかもよ。で、もし、入ったところにトイレがないとすると、なにも注文しないで外に出るのは格好、悪いだろ。入ったところでまた恥をかくのがいやだった。けっきょく、我慢して駅まで戻ったんだな。

まあ、いいや。これ。男の店員の人の話だけで終わって、女の店員が男の店員に話しかけなかったら、別に、なんでもない思い出なんだけど、女の店員が「おかしい」ということを言って、男の店員が「おかしくはない」ということを言って、俺の行為をめぐって会話があったんだよ。それが、なんか、はずかしい。

 

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