2024年10月14日月曜日

これは、ゆゆしき事態だ。

「言えば、現実がかわる」というのは、ものすごく、楽な考え方なのだ。そして、実際にある条件を無視した考え方だ。ほんとうは、実際にある条件が、現実をつくりだしているのに、あたかも、実際にある条件なんて、まったく関係がないということを言いだす。ただ単に、言えば、世界がかわるのである。「おカネがたくさん入ってくる」と言えば、あらゆる実際の条件を無視して、おカネがたくさん入ってくるようになるのである……。彼らの妄想的な理論にしたがえばそうなる。ところが、現実は、時系列的な条件の組み合わせできあがっているようなところがある。本人が、かえたいと思う条件だって、言っただけでは、かえられない。実際の条件を無視しているから、言うだけでかえられるような気分になっているだけだ。そして、そういう気分にさせて、おカネもうけをしているやつらがいるのである。妄想的な理論には、トリックがあり、トリックにひっかかった人が、「言えば現実がかわる」ということを信じているだけなのである。

それだけなら、いいのだけど、数が多い。社会的な信念になってしまっているのである。つまり、共同幻想になってまっている。アホなくそ理論が共同幻想になってしまっている。これは、ゆゆしき事態だ。けど、「言えば現実がかわる」という妄想的な理論を信じている人は、それがわからない。

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