2023年12月31日日曜日

無職はクズだと思っていると、それだけで、制裁になる

 みんながみんな、無職はクズだと思っていると、それだけで、無職に対する制裁になる。こんなに、科学が発達しているのに、こんなに不自由な思いをして労働をしているのはおかしいと、思わないのか?

これは、抑圧システムだ。

みんながみんな、無職はクズだと思っているというところから、かえていかなければならない。

みんなが不自由な思いをするシステムを、みんなで支えあっているようなものなんだぞ。圧力をうみだしているのが、ほかならぬ、自分なのだ。自分たちということなのだけど、個人に注目すると自分だ。こんなのは、おかしいだろ。

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無職制裁は、相互監視みたいなものだ。自分たちで、監視しあっている。そして、圧力をうみだしている。人間はそもそも、そういう存在ではない。けど、圧力をたかめあうように、みちびかれている。それは、価値観の流布だ。別の言い方で言えば、洗脳だ。

相互監視の強化版が、無職蔑視の思想だ。

これは、長い間の洗脳によってできあがったものだ。もちろん、「食っていけないじゃないか」という現実がある。この現実が、言ってみれば、ゆがんでいるのだ。ハードウエアとして「食っていけないシステム」をつくり、ソフトウエアとして無職蔑視をうえこんだのだ。

ともかく、これは、相互監視社会の強化版なので、こわすとなると、むずかしい。しかし、こわせる。

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だいたい、人のために働くとなると、楽しくなるはずなんだぞ。感謝されて、いい気持になるはずなんだぞ。ところが、そんなことにはなってない。

これは、おかしい。なんで、いびられ、えらそうなことを言われて、たえて、たえて、働かなければならないのか。

これは、全体としては「負のエネルギー」をうみだしている。労働が尊いものなら、気持ちよくできるはずだ。ところが、自分を殺して、不愉快な思いをして、労働しているのである。これは、人のためにも自分のためにもなってない。けど、そうなっている。


 

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