まあ、現実的なことを考えると、まず、ダニから解放される必要がある。もう、限界をむかえている。だから、「猛烈にくさいから、魚の切り身を出しておくな」と言ったのに。だから、「ネズミ対策工事をしよう」と言ったのに。
普通、やすめば回復することになっているけど、やすんでも回復しない。これが、問題だ。どうするかな?
そして、本に関することも、どうでもいい感じになっている。あの部屋にある本は、しかたがないので、全部、いじらないことにしよう。本をいじると、顔をやられる可能性がある。バルサンをたいても、もう、ネズミの糞がある部屋には立ち入りたくない。けど、粗大ごみを処理するときは、立ち会わなければならないんだよな。まあ、その人たちだけ刺さればいいという、気持ちにはなれないけどね。何回も、バルサンをたいて……ちがったタイプのバルサンをたいて、冬になったら、部屋に、重装備で入って……それでも刺される可能性があるけど……重装備で入って……そして、ものをずらして、引き出しをあけて、タンスの扉をあけて、そして、またバルサンをたいて、そのあと、もう一回おなじようなことをして、そのあと、いじればどうにかなるかもしれない。顔を刺されずにすむかもしれない。粗大ごみ業者の人も、ダニに刺されずにすむかもしれない。ともかく、冬にならないとだめだね。