なんとか、市のごみ袋に、ネズミが入っているごみ袋を入れた。これをやるだけでも、何回使い捨て手袋をすてているかわからない。そして、この使い捨て手袋で市のごみ袋のはしを結ぶのがむずかしい。この手袋は手にぴったりとつくタイプじゃなくて、ただ単に、手の形をしたポリ袋なのである。なので、ちょっと力が加わっただけで、ずれてしまう。そうすると、うまく引っ張ったり、ひっぱった袋のはしで穴をつくり、なあにもう一方のはしを通すということが、むずかしい。しかも、防塵メガネが曇りやすい。マスクをしているから、容易に曇る。
細菌とか目に見えないダニとかそういうものに注意して、安全な状態にして捨てるというのが、むずかしい。ごみ袋をいじった手袋で、ドアの取っ手をさわるのはいやだというようなことが発生する。ドアは先にあけておけばよいのだけど、今日はさむい。洗い物がふえるのはいやなので、薄着だ。一度でも、こういう作業をした時に着ているものは最低でも洗濯しなければならない。場合によっては、一回で捨てることもある。昨日の作業で着ていたものも、今日、洗濯する。ほんとうに被害甚大。
それで、まあ、いちおう、なかみがわかるように、「ネズミ、ネズミシート」と書いた紙を張り付けたけど、もっていくかどうかわからない。
町内会の青いかごが出てこないと、捨てられない。青いかごはカラスよけ、害獣よけだ。青いかごが出るまえにごみを捨てると……つまり、ごみ置き場所に置いてしまうと、カラスがつついて、なかみが道路にちらばってしまう場合がある。それは、避けなければならない。