フリーター、アルバイト、パート

フリーター、アルバイター、パートタイマー
について。


これは、やはり、僕の考えだと、ドイツ語のアルバイトを誰かが、短時間勤務に適応してしまったところから、言葉の混乱が始まるんじゃないかなと思う。
ちょっと、調べないで書きます。

アルバイトは、最初、男性のみだったんだよな。女性は、パートという言い方があった。本当は、パートタイマーには、性別の違いはない。パートというのは、英語のpart-time jobが起源だと思う。
で、part-time jobには、別に性別の違いはないのだけど、すでに、男の短時間勤務・短時間労働・短時間労働者には、アルバイトという単語が使われていたので、女性向けの単語になったんじゃないかと思う。

このアルバイトとアルバイターの関係は、アルバイトが、短時間勤務を指して、アルバイターがそれをする人という意味だと思う。アルバイターは単なる、俗語じゃないかと思う。「er」「ー」をつければ「者」「をする人」という意味になるというのは、なんとなく、誰もが知っているので、そういう言い方が生まれたんじゃないかなと思う。

フリーターは、フリーアルバイターの略だと思う。どこがフリーなのかというと、定職につかずに、アルバイトをするということと、アルバイトを転々と変えていくというのが、フリーなんじゃないかな。
80年代ぐらいに、定職につかずに、そういう働き方をする人たちのことを、フリーアルバイターと言い始めたのじゃないかなと思う。で、省略したがるから、フリーターという言い方が、たぶん、80年代後半辺りから?90年代初頭?あたりから定着したんじゃないかな。ひょっとしたら、定着したのは、2000年以降?かもしれないけど。

たぶん、言葉としては、フリーターのほうがアルバイターやパートタイマーより、新しいと思う。

ほとんどの人が正社員の世界では、そういう存在は、珍しかった。これは、定義から離れるけど、アルバイターになろうと思ってなったのではなくて、正社員になれなかったので仕方なく、アルバイトを続けたという場合もあると思う。これ、意識的に、アルバイトで40代、50代、60代までやっていこうと思って、やってた人は、いるんだろうけど、少ないんじゃないかな。
むかしのドラマだと、なんか、こんなシーンがありそうだよね。

会社員の父親「いつまでも、ぷらぷら、アルバイトですごすつもりか?」
若者「いいだろ。働いてんだから」
会社員の父親「若いうちはいい。しかし、40代、50代になったらどうする? そんなやつに勤まる仕事があると思うか」
若者「………うるさい……」

まあ、若者というのが、当時の若者で、中村雅俊あたりがやっているような感じだから、それだと70年代になっちゃうな。別に、新しい生き方を模索!していたわけじゃないんだよな。ただ、ドラマとかそういうのだと、割りと、積極的にアルバイトをして、生涯アルバイターですごすというような明確な意志があるひとが出てくることが多い。けど、本当は、そんなんじゃなくて、「しかたなし」の選択なんじゃないかな。まあ、中村雅俊にしても、もう、「会社員の父親役」を年齢的に越えてしまっている感じがするからな。時間が経つのは早い……。

まあ、いいや。


あと、女性のアルバイターがいるかというと、いると思う。けど、それぞれの言葉の感覚に依存する部分だと思うんだよね。なんとなく、歴史として、アルバイトは男性、パートは女性という言葉の感覚が成り立った時期があるんだと思う。「男性パート募集」でも、間違いじゃないし、「女性アルバイト」募集でも、間違いじゃないと思う。

それから、パートやアルバイトが、短時間労働を指す言葉であるとすると、パート募集やアルバイト募集は、本当は、変だということになる。パートを募集しているのではなくて、パートタイマー(人)を募集しているのだし、アルバイトを募集しているのではなくて、アルバイター(人)を募集しているからだ。

アルバイト募集の場合は、本当なら、アルバイター募集になるべきなんだけど、アルバイトと言う単語の中に、アルバイトをする人という意味が包括されてしまったのだと思う。だから、言い方としては、間違ってない。

同じように、たぶん、パートは、パートそのものと、パートをする人を指す単語なんだと思う。けど、「人」のほうを強調するばあいは、「パートさん」募集とか「パートスタッフ」募集ということになるのだと思う。アルバイトも同様で、人が強調されるばあいは、「アルバイト店員」募集、「アルバイトスタッフ」募集とかそういう言い方になると思う。



フリータ


-------以降wikipediaより引用
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC


フリーターとは、日本で正社員正職員以外の就労形態(契約社員契約職員派遣社員アルバイトパートタイマーなどの非正規雇用)で生計を立てている人を指す言葉。学生は含まれない。和製の造語(「フリーランス・アルバイター」の略称)である。フリーアルバイターとも言われる。

当初、この言葉には明確な定義は存在せず、雇用形態がアルバイトであることや、若者であることなどが、大まかなイメージとしてあるにすぎないものであった。その後、1991年(平成3年)厚生労働省が実態調査のために以下のような定義を設けた。しかし、各所で使用される「フリーター」という言葉は、依然として曖昧なままである。

1985年5月、都内でライブ活動していたシンガーソングライター長久保徹が、夢に向かって自由な発想でわが道を走り続けた幕末の坂本龍馬が好んで発したという「フリー(free)」に、ドイツ語のアルバイター(Arbeiter)を連結して、「フリーアルバイター」を造語した[5]。この後、様々な業種に冠としてフリーが付けられるようになる。
1985年6月、公式にフリーアルバイターが発表されたのは、中島みゆきチャゲ&飛鳥など多くのアーティストを世に送り出したヤマハポピュラーソングコンテスト(ポプコン)の渋谷エピキュラス大会の際で、エントリーした長久保徹はプロフィール欄に記したフリーアルバイターについて司会者にインタビューされ、「激動の幕末に脱藩し夢のために生き続けた坂本龍馬のように就職というレールから外れても自分の夢を実現するために頑張り続けるための仮の職業」と答えると会場が沸き、会場の観客や同コンテスト審査員だった音楽家・村田博之、作詞家・松井五郎らを介して、マスコミやファッション界へ広がっていった。

-----------引用終了

85年だったんだね~~。そっか。案外古いな。
やっぱり、フリーアルバイターか。
語源からすると、積極的な意味があるな~。
意志がある方だね。

けど、「意志がある方」といっても、「夢をかなえるために」いまは、フリーターということなのか。一生、フリーターですごそうという意志ではないのか。まあ、そうだよね。夢をかなえるというのは、この場合、好きな職業につくということだから、過渡的な意味合いがあるんだな。



---------引用開始
  • 中学校卒業後の年齢15歳から34歳(以下若年者)で、在学していない者のうち、以下の条件を満たす者[1]
    1. 現在就業している者については、勤め先における呼称が「アルバイト・パート」である雇用者
    2. 現在無業の者については、家事も通学もしておらず「アルバイト・パート」の仕事を希望する者
他に、平成15年版 国民生活白書内閣府)では「若年者(ただし、学生と主婦を除く)のうち、パート・アルバイト(派遣等を含む)及び働く意志のある無職の人」と定義している[2]

-------------引用終わり


いつも思うんだけど、この「仕事を希望する者」とか、定義としてどうかと思う。
おかしいだろ。それ!!! 希望するとか、希望しないなんて、本人にしかわからないことなんだからな。そういう気持ちが定義に入ってくるっておかしいと思う。客観的に見て、仕事をしているかどうかにとどめておくべきだと思うんだよな。希望しているとか、働く意思があるとか、定義の中に入ってくるのがおかしい。

「無職」に関しても、働く意思がなければ、無職じゃないのである。働く意思があるかどうかは、ハーローワークに行って、就職活動をしたかどうかで決まるのである。おかしい。
こんなのは、意図的に失業率を低くしたいから、本当の意味で、失業している人たちを排除ているように思える。



アルバイト


-----引用開始
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%88


アルバイトという言葉は、ドイツ語で「労働」を意味する名詞のArbeitに由来する。明治時代に学生の間で使われていた隠語が、一般に広まったものである。英語ではパート・タイム・ジョブ (part-time job) やサイド・ジョブ (side job) 等という。ドイツ語で Arbeit といえば労働全般を指し、あえて日本語でいうアルバイトに近い言葉をさがせば英語からの外来語でジョブ(Job)となる。

---------引用終了


Arbeiter この場合は、ドイツ語でもerで、「をする人」なんだな。


えーと、これ、「『フリーター』と呼ばれている人達がいました。」という記事を読んで、書きました。
もとサイト 私は妻子を路頭に迷わせてしまうのか?の↓もと記事
http://20090706.seesaa.net/article/402879681.html

『フリーター』と呼ばれている人達がいました。

リンク先へどうぞ。


アルバイトの講師です。パートの講師です。正社員の講師です。非正規社員の講師です。非常勤勤務の講師です。
やっていることは、かわりありません。


いつも読んでくださるかたに感謝しております



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