世界の金持ちが、貧しい人のために、あるいは、社会のために「いいこと」をすると、社畜ジャパンで語られるような世界になってしまうのだ。
慈善事業というのが、基本的に、そういう側面をもっているのである。
そして、「金持ち」という単語が問題なんだよね。これが、どういう人たちのことを指すのか、「話者」の気持ち次第で決まってしまうところがある。
その主題における「金持ち」というのは、いったいどういう人たちを指しているのかという問題が、つねにある。
ともかく、世界的な企業のトップがおこなう、慈善事業には注意したほうがいい。悪意がある。けど、善意でやっているということになってしまうのだ。どうしてかというと、メディアが、全部、トップ……世界的な金持ち……のみかただからだ。
