2021年5月20日木曜日

中古

 古本を販売していたときのトラブルを思い出した。これも、けっきょく、全額返金した上に、送料負担分まで返金してあげた。ぼくは、違反してない。けど、相手がかわいそうだから、そうした。けど、あんまりいい気分じゃないんだよな。俺が、ちゃんと書いておいたわけだから。状態を……。そして、「可」にして出したわけだから……。俺も、その本を中古で買ったので、ほんの天の部分に、赤い点がついているんだけど、その赤い点がなんなのかわからない。だから、なんなのかわからない赤い点がついていると書いたのに、赤い点がついているということについて文句を言ってきたのだ。で、まあ、わからないんじゃないんだよ。気分は……。その人は、この赤い点は「血じゃないか」と思っているわけ。けど、血じゃない。血だともっと、こげ茶色になる。時間がたった血というのは、赤じゃない。こげ茶だ。だから、血じゃないと思うと書いたのだけど、相手は納得しなかった。わかるんだよ。だから、ちゃんと、なんだかわからない赤い点がついていると書いたでしょ。本の代金を全額返還するのは、納得がいくことだったんだけど、送料が……。送料ぶん赤字なんだよな。そして、わりと厚い本だったから、送料が350円ぐらいかかったと思う。あんなの、出品するじゃなかったなと思った。だいたい、その本は、俺以外の出品者は12000円ぐらいで出しているのである。もとは、3600円ぐらいの洋書。俺は、650円ぐらいで出した。送料を含めて1000円ぐらいだ。

まあ、これ、わかるんだよな。けど、俺はちゃんと、書いたから。

俺だって、明らかに水にぬれたあとがある雑誌を買ったことがある。これは、20年ぐらい前の雑誌で、なかなか手に入らないのだけど、何十ページも水にぬれてかわいたあとがあった。(説明には)水にぬれたあとがあるとは書いてなかった。あとは、やっぱり、ページに赤い印がついているやつで、この赤い印は、たぶん、蛍光ペン。それから、においがついている本。これも、においがついているとは書いてなかった。さらにそれから、本に鼻くそだと思われる物体エックスがついていたときだってある。それだって、物体エックスがついているとは書いてなかった。俺はちゃんと書いた。けど、わかるんだよ。気持ちはわかる。対処してあげたい。本代は返してあげたい。けど、送料が……。俺は当時、ものすごく金がない状態だったんだよ。だから、そういう本も売ったの。俺はちゃんと書いたでしょ。けど、わかるんだよ。受け取ってみたら、自分が考えていたのとは違う赤い点がついていた……。これは、気分が悪い。まあ、手短に言うと、たしかに、気持ちはわかる。気持ちはわかる。けど、ちゃんと書いておいたのにという気持ちもある。ともかく、金に困ってなかったら、あの本は、出品しなかった。赤い点がついているから、捨てるしかない本だと思っていた。けど、ほかの人が「可」で出している値段が12000円。しかも、あと5人ぐらい、12000円以上の値段で出していた。その本は、もう出版されてないから、中古を買うしかない。中古の洋書。子供用の英語辞書みたいなものなのだけど、英語学習用として評価が高い本だった。わかるんだよ。赤い点がついていた……気持ちが悪い……わかる。けど、俺は赤い点がついていると書いた。だから、相手は赤い点がついているいうことを納得して買ったということになる。けど、まあ、自分(相手)が思っていた赤い点ではなかったんだろうな。ボールペンとかサインペンの赤という感じではないんだよな。俺だってわからない。けど、血ではないんだよ。何度も言うけど、血はもっと黒くなる。

あれは、出品するとき、気になった。気になったから、書いておいたでしょ。「良」じゃなくて「可」で出したでしょ。わかるんだよ。わかるんだよ。文句を言ってきた人の気持ちはわかる。相手がかわいそうな気持もある。気持ちはわかる。あれはほんとうに出すんじゃなかった。

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