軽く書いておく。厳密じゃない。最近、人生系動画を見ている。とりあえず、人生系動画と書いたけど、ようするに、末路系動画が多い。その中で、特に記憶に残るのが、節約人生の話だ。ずっとずっと、やりたいことをがまんして、節約してきた人が、いざ、退職したら、やりたいことがわからなくなってしまったという話だ。
逆に、会社で働いているときに、やりたいことは、すべてやって、散財。常に貯金がない状態で暮らしているけど、それで、だいじょうぶだと思っていたのだが、新型コロナショックでリストラされて、会社から放り出されたというタイプの話もある。この場合、転職がうまくいかず、ホームレスに転落して、「どうしてこんなことになったんだ」「カネをためておけばよかった」と思っているところで、話が終わる。
だから、「まあ、ほどほどにしましょう」ということになるのだろう。節約も散財も、ほどほどにしましょうということだ。けど、「ほどほど」なんてものが、ほんとうにあるのかな? とは思う。「ほどほど」は「ほどほど」で、「もっと節約しておけばよかった」とか「もっとやりたいことをやっておけばよかった」とかと思うような気がする。