Youtubeなどの動画サイトで、わりと、世代の話があがってくる。まあ、ぼくが見ているものを反映しているのだけどね……。まあ、ネットでも、世間的な話の一部として、世代間の話があると思う。けど、これ、有害だと思うんだよね。「世代」でひとを「ひとくくり」にして、こういう特徴があるという話は、ステレオタイプの偏見を助長するものではないかと思う。これ、はっきり言って、「世代間の闘争」をあおっているところがある。「こいつらは、こういうやつらだ」と決めつけて、話をするわけなんだけど、おなじ世代でも、人がちがえば、まったくちがった特徴をもっている。「大雑把に言って」こういうところがある……。だから? なに? こんなの、血液型占いとおなじで、あんまり意味がない。「わかりやすくする」というところで、価値があると思っている人もいるかもしれないけど、「わかりやすくする」というのは、ようするに、「ひとくくりにして決めつける」ということだ。いいことじゃない。
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年金受取世代と年金制度をささえる世代の対立もあるみたいなんだけど、これは、ちょっと誇張して言われているのではないかと思う。別に調べたわけじゃないけど、損益分岐点をこえて、生きている人というのは、むしろ、少数派なのではないかと思う。
これは、調べたわけじゃないからわからない。多数派の人は、自分がおさめた分の年金を回収できずにこの世をさるのではないかと思う。
ようするに、ほんとうに、過剰に負担になっているかどうかわからない。負担にはなっているのだけど、一般的なイメージのように、過剰に負担になっているかどうかは、わからない。
年金の問題というよりは、医療費の問題なんじゃないかと思っている。ようするに、高齢者の医療費が問題になっているのではないかと思う。年金制度の話と、医療費の話は、別だ。
このあいだ、日本国の借金に、利息を払う必要がないと言ったけど、税金や社会保障費というのは、こういう、見かけ上なんとなくイメージとして負担になっているところの問題じゃないと思う。日本国の借金にかかる利息をだれが払っているのかというと、国民なんだよ。税金として、とられている。けど、これは、本来、必要がない金なんだよ。利息は、払わなくていいから……。
社会において適度なインフレ率というのがある。適度なインフレ率にあわせて、貨幣(通貨)の供給量を年々、増やしていくのは、必要なことだ。