「因果関係は証明できない」という言い方がある。技術的には因果関係を証明することができても、実際には因果関係を証明することができない場合がある。因果関係を証明することが禁じられている場合だ。その場合について、言及しないで、あることについて「因果関係は証明できない」と語るのは、バランスが悪い。たとえば、ある人が、ワクチンを打った10分後に死んだとする。もちろん、調査をしなければ因果関係は証明できない。そういう状態で「因果関係が証明できない」から「因果関係がない」と言ってしまうあやまりがしょうじる。これは、「あやまり」だ。因果関係が証明できないから、因果関係がないということは、それこそ、できない。どうして、こんな幼稚トリックに気がつかないんだ?
「因果関係を証明できないこと」と「因果関係がないこと」は別のことだ。なんで、これがわからないのか?