第一回目の最初のあたりでは、みじめ?な生活をしているかもしれないけど、特殊な属性や特殊スキルで、最終回のあたりでは、ものすごい存在になっているわけ……。
そういう話は、たいてい……。
もう、第一回目から、その世界の「すごい人」をがんがんやっつけることができるわけ……。そういう話では、たいてい……。
でも、けっきょく見ているほうは、第一回目を見ている状態と、最終回を見ている状態が、おなじであるわけ……。
話のなかでは、主人公はスムーズにいろいろなスキルを身につけているけど、見ているほうは、まあ、置き去りだよね。
だから、まあ、むなしさを感じるわけさ。
良心に従って、適当に人助けをしていくと、美少女ハーレムができあがってしまうんだよな。そういう展開だから……。
前世というか現世で、みじめな人も、ふつーーの人も、転生先では、すごい力を発揮することができるわけ。その世界のトップクラスをゆうに超えてしまう存在になるわけ。