2021年7月16日金曜日

幼児を追い抜くとき、ベルを鳴らすかどうかまよったという思い出

 自転車と言えば、よちよち歩きからちょっと大きくなったような幼児が、思いっきり走っていたことがあるんだよ。道をね。もう、これ書いたことだから、省略するけど、その幼児の父親と母親も、うしろを歩ていた。で、ぼくは、自転車で、幼児を追い抜きたかった。けど、幼児に近づいて、うしろで自転車のベルを鳴らすと、幼児が走ったまま、うしろを振り向こうとして、ころぶということが、推測できた。これ、100%そうなる未来がわかる。あれは、そういう走り方だ。足がまだおぼついてない感じで、本人は全力で走っている。うしろをふりかえったら、ころぶ。右うしろでベルを鳴らしたら、右側にころぶし、左うしろでベルを鳴らしたら、左側にころぶと思う。で、父親のほうが気がついて、「おい、とまれ」と大きな声で言ったんだよ。で、とまらないから、「おい、とまれって言っているだろ」と怒鳴ったんだよ。けど、とまらなかった。で、「おい、とまれ」「おい、とまれって言っているだろ」と何回か怒鳴った。けど、とまらなかった。俺は、幼児を見ながら、幼児を追い抜くまでは、幼児の速度よりも、ほんのちょっとはやいようなおそい速度で、横を通り抜けた。で、幼児を追い抜いたので、はやい速度で走行した。で、うしろをふりかえったら、(もう、とおくなんだけど)父親が、幼児に「とまれと言ったら、とまらなきゃだめだろ」と怒ったみたいで、幼児が泣いているんだよ。で、かわいそうなことをしたなぁ。と。

あれ、幼児だと「わーーーっ」って感じで走りだしたいときがあるんだよな。はなれたところでベルを鳴らせばとまったのかな。それとも、ベルを鳴らしても、とまらなかったのかな。音量的には、父親の怒鳴り声のほうがでかいと思うんだよな。けど、ベルの音ではない。ベルの音なら「なにかな?」と思ってとまったかもしれない。けど、ぼくが、自転車に乗ったまま、うしろから、鳴らしたら、やっぱり、走ったまま振り向いてころぶと思うんだよな。あれは、ちょっとかわいそうだったな。 

これは、「言うべきだった」ことなんだよ。「うしろで、ベルを鳴らすと、こどもがころびそうだから、どうしましょうか」と父親や母親に聞くべきだった。父親のほうがぼくに近かったから、父親のほうに言うべきだったんだな。で、そこのところで、いちおう、ベルを鳴らすということをするべきだった。幼児がいきおいよく走っているから、減速してふりむいてとまらないと、ころぶとおもう。本人にとって、フルスピードだから。



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