「あーーつかれた。俺はもうになもやりたくない」とがんばって寝ていたのに、とてつもなく腹がへったので起きてきた俺君です。
「動きたくない」「起きたくない」と思っていてもいつかは起きなければならないのだ。生きているうちは……。
ほんとう、「だれか、ご飯を持ってきてくれ」と思った。三次元嫁、ご飯! ご飯!!
三次元嫁はこなかった……。
まあ、あたりまえなのだが、さみしい。
夢のなかで飲んだ味噌汁がうまいこと、うまいこと……あんなにうまい味噌汁を飲んだことはない。なんか、長ネギの味噌汁なんだけど、その長ネギが、くちのなかにはいった途端、サラサラととける。長ネギは、輪切りの長ネギね。氷アイスのような食感。ちなみに、その味噌汁は熱くなかった。
「なんだこれは!!」と俺は声をあげて、飲んだ。いや、こころのなかで、そう言ったのかもしれない。声をあげて、そのあと飲んだわけね……声をあげたなら。声を出しながら(同時に飲むことは)できないからね。
あのまぼろしの味噌汁を現実世界で飲みたいものだ。長ネギの輪切りが、くちのなかで、さらさらと解ける。
くちは、口と書くと、まるでカタカナの「ロ」のようだから、わざわざ、ひらがなに書き直したわぁ。
ともかく、夢のなかで、「動きたくない」と言ってたような気がする。けど、腹は減ったから食べ物の夢を見たのか?
まあ、現実の俺はつかれているわけです。そして、三次元嫁は俺のことを助けてくれないわけです。「俺の代わりに、病院に行ってくれ」「俺の代わりにゴミを出してくれ」「俺の代わりにご近所付き合いをしてくれ」「俺の代わりに銀行に行ってくれ」「俺の代わりに買い物に行ってくれ」と夢のなかで言ってたような気がする。
う~~~。