えーっと、このあいだ書いたことについてちょっと説明をしておく。
フィジカルAIのことだ。
フィジカルAIが労働者の代わりに労働するということがありえるのかということだ。もっと言えば、フィジカルAIは、労働者の労働時間を短縮するのかということだ。
これは、ありえる。
たとえば、電卓をたたいて会計処理をしていたとする。そこで、パソコンが普及して、会計処理をしていた人がMS-Excelという表計算ソフトで、会計処理をするようになったとする。この場合、効率が上がるわけだから、労働時間が短くなると(当時の人は)予想していた。
しかし、 表計算ソフトが普及しても、ぜんぜん労働時間は短くならなかった。むしろ、長くなってしまった。パソコンによって、労働効率が良くなり、労働時間が短くなるはずだという予想ははずれたわけだ。これは、はずれるべくして、はずれた。
だから、フィジカルAIについても、おなじことが起こると予想している人たちがいる。ところが、今回は、ちがうのだ。
フィジカルAIの場合、実際に、労働者の労働時間を、短縮する。あるいは、労働者の職を……ある程度、うばう。
「ラッダイト運動のときも、けっきょく、労働者の時間は、短縮せず、機会が労働者の職をうばということはなかったのだから、今回のフィジカルAIの場合も、おなじことが起こる」と思っている人たちがいるのだ。
しかし、フィジカルAIは、労働者の労働時間を短縮し、労働者の職を(ある程度)うばうということが、発生する。労働者の職をうばうのだから、労働時間は、ゼロになるはずだということも考えられる。
ここら辺は、まだらな状態で、進行していく。実際に失業して、労働時間がなくなる人もいるし、労働時間が短くなるだけの人もいるという状態になる。
最終的には、フィジカルAIの面倒を見るのは、人なので、そういう部分にかかわる人の職は、なくならない。