俺は、あと、何年間、がんばればいいんだ? これは、きつい。そして、たぶん、名誉は回復されない。回復されない。
ほかの人にはない問題がある。ダニとネズミの糞問題だ。じつは、昨日、鍵をかけたドアが、鍵をかけたままのかたちで、あいてしまった。これは、まあ、普通だとありえないことなんだけど、鍵をかけたままというのが、ボッチの方向のことを意味するとなると、そうなることもあるのだ。ノブの中央に、押し込み式のカギがあり、垂直方向だと、鍵かかっていない状態で、水平方向だと、鍵がかかった状態になるのだ。理論的にはそうなんだよ。けど、水平方向なのに、ドア自体が、あいてしまったのだ。水平方向だけど、たぶん、ひっかからなかったのだろう。けど、なるべく確かめるようにはしているのだ。なにを言いたいかというと、ドアがあいたままになった時間があるので、ネズミがはいった可能性があるというとを言いたい。これ、やばいんだよ。けど、逆に、ネズミが出ていってくれたかもしれないのだ。
ともかく、ほんとうは、きちがい親父が魚をだしっばなにした時点で、俺は、自分の部屋を借りて、きちがい親父には一人で住んでもらうべきだったのだ。そうすると、親父がネズミに食われて死んだ死体が出てくるということになるのだけど、しかたがない。そういうレベルで頭がおかしくなっていたのだけど、これが、もともとの性格なんだよ。それに、認知症がかかわっている。これが、ひどい状態なんだよ。
ともかく、親父といっしょにいたために、俺は、ネズミの糞処理と、ネズミ対策工事と、ダニ処理をしなければならなくなった。ダニ処理というのがまあ、すごいことなんだよ。こんなの、うまくいくはずがない。
きちがい親父のことでいろいろとつかれてしまった。いまの悩みは、……悩みのひとつはそれだ。だから、引っ越しエネルギーがほんとうにない状態なのである。心身ともに、つかれはてた。引っ越しエネルギーがたまるのを待っている状態なのだけど、どうも、たまりそうもないんだよな。どうしても、こころが重い。めちゃくちゃに重い。重い。