小指のことなんだけど、どこでやられたかさっぱりわからないんだよなぁ。眠っているときにやられたのだから、寝床はやばい。いま、掛け布団をビニール袋に入れて処理できるようにした。ほんとうは、シーツをとるべきなんだろうけど、シーツをとりたくない。どこで刺されたかわからないんだよ。なにをしているときに刺されたのかわからない。やっぱり、眠っているあいだに刺されたとしか思えない。だとすると、寝床が、危険エリアになってしまったということだ。
もう、ほんとうに、いろいろと、限界だ。全部が、いやだ。そして、粗大ごみ業者に、ネズミやダニのことを説明しなければならないということが、とてつもなく、不愉快だ。もう、ほんとうに、限界だ。もう、この件で、悩みたくない。刺されたくない。長期騒音以降、生きているあいだじゅう、長期騒音でくるしい。俺がここにいるのも、長期騒音のせいなのだ。長期騒音がなければ、こんなことろにいない。
カネはあるんだ。使うとなくなっちゃうけど……。ともかく、ここを出るのを、最優先にする。シェディングは避けなければならない。特に、自分が部屋にいるとき、そのアパートやマンションのシェディングをうけたくない。排水溝とか、通気口とか、いろいろとある。
ともかく、限界だ。これ、ほんとうに、親父がネズミを入れなければ、ずっと楽に、引っ越せたのに……。ここいる限り、どれだけがんばっても、どれだけ注意しても、ダニや虫に刺され続ける。