2023年2月10日金曜日

排他的ではない! 両方ありえる! すくなくても、片方は常に成り立っている!

 最近になって、ワクチンの製品管理にばらつきがあったから、差がしょうじているというようなことが言われているけど、それは、まちがっている。

ばらつきというのは、たとえば、マイナス70度で保管するようになっていたけど、冷凍庫の電源が切れて、20度で保管していたというようなことを意味する。こういう管理の問題があるから、殺人ロットと非・殺人ロットのちがいがあるという言い方には問題がある。

まず、じゃあ、管理のばらつきが製品(ワクチン)に影響をあたえることがあるのかどうかというと、ある。けど、それは、ロットのばらつきを否定するものではない。手短に言うと、排他的ではないのだ。

排他的ではないので、片方だけが起こる場合と、両方とも起こる場合がある。ロットによるワクチンの製品管理はある。ようするに、ロットによってはいっているものがちがうし、ロットによってはいっているものの量がちがう。ロットによる体調変化の記録は、相当に細かく記録されている。……こういうことが言える。

で、じゃあ、ここにきて、ただ単に冷凍庫の問題で、死んでしまう人と元気な人の差ができたというような言い方がはやるのは、なぜかというと、たぶんだけど、そういうふうに誘導したいのだろうと思う。そういうふうに誘導したい人がいて、その人の命令で、その人の影響をうけている人たちが、そういう発言をするのだと思う。ロットによるちがいが、体調のちがいをうみだしたのだというようなことを、否定している場合はその可能性がある。

 

たとえば、安全ロットと危険ロットがあるとする。

その場合、安全ロットは安全ロットなので、管理の問題とは関係なく、安全だと言うことができる。危険ロットはある。管理の問題で、危険ロットが安全ロットになるということがあるということだ。この場合、安全ロットと危険ロットがあるということは、否定できない。

・安全ロットの場合

管理・適切→安全ロット 管理・不適切→安全ロット

・危険ロットの場合

管理・適切→危険ロット 管理・不適切→安全ロット

ようするに、管理が不適切なので、安全ロットになるという場合は、もともとが、危険ロットに限られるということになる。

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問題が複雑になるけど、安全ロットは10年間という単位で考えると安全ではないかもしれない。ようするに、プラシーボ・ロットは本物の生理的食塩水ではない可能性がある。プラシーボ・ロットには安全ではないものが複数含まれている可能性がある。

あと、管理が不適切だと安全ロットになるという言い方は、まちがいではないから……。この記事を読んでいる人は「管理が不適切だと危険ロットになるのではないか」と思ったかもしれないけど、それはちがう。「管理が不適切だと安全ロットになってしまう」という考え方が正しい。また、この記事を読んでいる人はわかると思うけど「最初から、ロットのちがいはなく、ただ単に、管理の問題なんだ」という考え方はまちがった考え方だ。そういう方向に(他人を)ミスリードさせたい人がいるんじゃないかなということだ。

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効果があるというのは、人を病気にする効果があるということや、人を死亡させる効果があるということだ。病気にならないようにする効果があるとか、重症化をふせぐ効果があるということではない。管理が不適切だと人を病気にする効果がなくなってしまったり、人を死亡させる効果がなくなってしまったりするということだ……(1)。これ自体(1)は正しいのだけど、「だから、ロットにちがいはない……(2)」とする考え方はまちがいだということを言っているわけ。


いつも読んでくださるかたに感謝しております



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