2023年9月15日金曜日

どなっても、言いたいことは言っておけばよかった

 やっぱり、どなっても、言いたいことは言っておけばよかったな。どなるのはみっともない、という気持がある。だから、しずかに言ったわけだけど、しずかに言うと、伝わらないタイプの相手がいる。どなってどなって、声をあららげて、言いたいことを言えばよかった。ほんとうに、のこる。のこる。のこる。気持ちが残ってしまう。けっきょく、相手が俺を誤解したままなのである。そういう幕切れだった。どなるのはみっともないと思わずに、どなっておけばよかった。どなれば、相手がわかるかどうかはわからないけど、こっちの気持ちははれる。興奮しないでしずかに言おうと思ったら、なかなか、ほんとうに思っていることが言えない。「相手のメンツを傷つけてしまうのではないか」とか「相手の気持ちを傷つけてしまうのではないか」と考えていると、言いにくいことがある。けど、言うべきだったんだよな。相手は、ぼくの気持ちを傷つけている。すでに、ぼくの気持ち傷つけている相手に対して、気をつかう必要はなかった。相手の思い込みや、思い込みをささえるもともとの感覚というのが、わかるんだよ。だけど、それを踏まえて、相手がわかるように、自分が言いたいことを言うというのは、むずかしいことだ。というか、むりだ。だって、傷つけないようにしようと思うと、言えないことがある。傷つけてもいいから、どなりつけてもいいから、言うべきだった。誤解されたままだというのが、ひっかかる。

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「あららげる」と「あらげる」では、あららげるのほうが正しいみたいだ。ぼくは、普段、この意味で「あらげる」と言うけどね。 

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やっぱり、のこるんだよね。あのとき誤解されたわけだけど、悪いのは、相手なんだよ。けど、相手のほうが年上だから、言いにくかった。ぼくは、客の立場だから、言ってもよかった。ともかく、相手の気持ちは、おかまいなしに、どなって言いきらないと言えないことがあるんだよな。どうしたって、途中からどなることになるなぁ。けど、どなっても言っておくべきだった。そうすれば、誤解がとけるわけだから……。どなられると、いい気分はしないだろうけど、誤解はとける。しずかには言えない。相手のメンツを考えると言えない。相手の気持ちとか、相手のメンツを考えすぎるところがある。誤解されたままになるなら、言っておけばよかった。どなっておけばよかった。ほんとうに、腹がたつ。いまだに、腹がたつ。

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