2021年12月1日水曜日

恵まれた家に生まれて恵まれた状態で暮らしてきた人

 やっぱりな、と思ったことがあった。やっぱり、あの人、恵まれた家に生まれた、恵まれた人だったんだなと思った。どーーりで、わかってないところ、ある……と思った。これ、精神世界系の人なんだけど、やっぱりなーー。そうだと思った。それで、納得がいく。

 

この、違和感。

普通の人は、反ワクがなにを言っているのかわからないと思う。洗脳されてしまっているので、反ワクはかっこうが悪いと思っていると思う。反ワクはカルト集団だと思っていると思う。普通の人には、わからないんだよな。それと同じ事が、恵まれた家に生まれて恵まれた状態で暮らしてきた人と、恵まれない家に生まれて、めちゃくちゃに苦労してきた人との間には、成り立っている。恵まれた家に生まれて恵まれた状態で暮らしてきた人は、恵まれない家に生まれて、めちゃくちゃに苦労してきた人のことが、まったく、まったく、まったく、わからないのだ。

それが、精神世界のたわごとにも反映する。恵まれた家に生まれて恵まれた状態で暮らしてきた人は、恵まれた人生の基準で、あれやこれやと言う。その言葉は、まあ言ってみれば、精神世界で、よく言われているようなことだよ。まあ、個人の味付けもちょっとはあるけど……。わかってないんだよ。とことん、わかってない。だから、ある種のエリート主義のようなものが成り立っている。恵まれた家に生まれて恵まれた暮らしをきたひとが想像する、恵まれてない人の暮らしというのが、実際とはまるでちがうんだよ。言葉では似たようなものになってしまうのだけど、実際にはまるでちがうものだ。けど、恵まれた人たちは、恵まれた人たちで、そういうことしか考えられない。そして、個人は個人、個体は個体なので、わからなくても、じゅうぶんに、えらそうなことを言って、前向きに生きていける……。わかるかな? 前向きとかポジティブとか、精神世界の話のなかに織り込まれている「ことだま」のような考え方が、どれだけ、うわずみなかで、なりたっているものなのか、わかるかな? ぜーん、ぜんーーんちがうんだよ。ぜんぜん、ちがう。わかってない。わかってないから、そういうことが、言える。これは、どれだけなにを言っても、他者に対する侮辱だ。侮辱なんだよ。「自分はそうなじゃないからいい」というね……。

そういう人はそういうことを選んでいる……というような、他責思考。こういうものが「いい話」のなかにたくさん、はいっている。これが、恵まれた家に生まれて恵まれた状態で生きてきた人の、精神世界理論の限界。限界点そのまま……。なにもわかってないんだよね。わかってないからこそ言える、たわごとの、数々。つめたさ。思いやりのなさ。自己満足。恵まれない人に対する軽蔑。 恵まれない人に対する軽蔑を「ささえる」本人が意識してない、本人にとってだけ都合がいい価値観。みなしかた。

まあ、いいさ。どのみち、みんな、死んでしまうのだから……。恵まれたやつも、恵まれなかったやつも、最後には死ぬ。そして、恵まれなかったやつは……。恵まれなかったやつは……。恵まれなかったやつは……。恵まれなかったやつは……。

いつも読んでくださるかたに感謝しております



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