たまには、外に出たいと思って、歩き始めたわけだけど、すぐに、歩き疲れた。20秒間ぐらいは、「ひざひざの外だなぁ」「夜の外出は、いつしたんだっけ」なんてことを考えていたのだけど、1分間ぐらい歩いたら、「なんか、めんどうだな」「ひきかえそうかな」と思った。薄い洗剤臭はしていたけど、超薄いワク臭とのかぎわけが難しいので、判定はできなかった。スーパーの中に入っても、特に、強いワク臭は感じなかった。洗剤臭はある。早めに出ようと思って、市のごみ袋と弁当の寿司を買って、会計を済ませようとした。じつは、家から、袋を持って行くことを忘れたので、左手に商品をもちながら、右手でスーパーの袋をとろうとした。けど、袋がへんなふうに、2枚かさなっているから、うまく取れなかった。そして、上だけをとろうとしたら、下のが落ちた。下の袋を床から拾い上げて、それを使うことにした。そして、急いで、外に出ようと思っていたので、市の袋のうち一つのバーコードを読み取るとき、台のうえに置いた、市の袋のうち一つが、床に落ちた。作業中、店員が寄ってきたとき、それまで感じなかった、左胸部の痛みを感じた。肺かと思ったけど、心臓かもしれない。ともかく、左胸部の奥のほうが、いたくなったので、早く、外に出たいと思った。
いやーー。けっきょく、だめだった。市の袋は通販で買えるのだけど、送料が高いのだ。もう、送料が高くても、通販で買うことにした。外に出たいときは、店に行くというような用事はつくらずに、ちょっとだけ、外に出て、歩いて帰ってこようと思った。
まあ、弁当の寿司も、やばいものであるのは、たしかなんだけど、ちょっと食べたくなるときはある。
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外は、暑かった。あと、着たものを、どう処理するか悩んでいる。店員のワク臭はなかった。においがしないタイプのトランスミッションだと思う。
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そういえば、むかし自分で書いて、非表示にしてあるのだけど、生活排水のワク臭について考えるのはむだだった。たとえば、洗濯洗剤臭というものを考えた場合、洗濯洗剤臭とワク臭成分入り洗濯洗剤臭を区別するのは、無駄なのだ。洗濯洗剤で、ワク臭のついた服を洗濯するからだ。ワクチン接種以前の生活排水臭と、ワクチン接種以降の生活排泄臭を比べなければならない。けど、そんなのは、意味がない。洗濯洗剤のにおいと、ワク臭成分と洗濯洗剤がまじったにおいをくらべる意味はない。ほとんどの場合、ワク臭成分といっしょに排水溝に流されるからだ。シャンプー単体のにおいと、排水溝に流れたシャンプーのにおいをくらべても、しかたがない。まあ、そういうこと。そして、洗濯洗剤や柔軟剤には、電位依存性カチオンチャネル阻害剤などがはいっている。