2023年6月17日土曜日

ともかく、記憶に残るやつは、その時点で、葛藤がある。

 いつまでも記憶に残ることというのがあるけど、そのうちのひとつのタイプがわかった。けっきょく、ダブルバインド、トリプルバインドになるタイプだ。「言わなかった」理由があるタイプだ。そもそも、そのとき、葛藤があるのである。「あちらをたてれば、こちらがたたず、こちらをたてれればあちらがたたず」……みたいなことを気にして、なかなか、言えずに、言わない選択をしたけど、その選択の結果、どちらかが傷ついたとか、そういうタイプのことなんだよな。あるいは、話の途中で言いたいことが出てくるのだけど、その言いたいことというのが、相手のプライドを傷つけることなので、言うかどうかまよって、言わなかった場合とか……。相手のほうに、深い誤解がしょうじているのだけど、その深い誤解を指摘してしまうと「この、クソボンボン」と言ったのとおなじことになるので、言うのをさけたとか……。なんか、言いにくい理由があって、言わなかったことなんだよな。「偏見」というのがあるけど、働けるように見えるけど、働けない人というのは、他人から偏見をもたれやすい。日本人の場合、ほとんどが、偏見をもっている。だから、最初から、相手の認知にゆがみがあるのである。ほかの人の気持ちを気にして……ほかの人の気持ちを傷つけるのをさけた結果、別の人の気持ちが傷ついたということがあるわけで、みんながみんな傷つかないという結果を選択することがむずかしい場合がある。

ともかく、記憶に残るやつは、その時点で、葛藤がある。そして、その時点で誤解がしょうじるか、あるいは、もともと、誤解されていることが影響している。 「あのときは、こういうふうにふるまえばよかったのかな」「あのときは、こういうふうに言えばよかったのかな」とも思うけど、それだって、誤解がしょうじたり、だれかが傷ついたりする可能性がある。

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