ネガティブ忌避みたいなことを書いている人もいるよね。まあ、わからないではない。けど、その人が、ポジティブに生き生きと暮らしているかというと、そうではないと思う。むしろ、ネガティブな生活をしていると思う。もう、うんざりするほど、ネガティブな生活をしてるんじゃないかなと思う。だって、ほんとうに充実していたら、ネガティブなことを書いている他人のことなんてまったく気にならないだろ。そんなひま、ないよ。
だいたい、ネガティブは悪いものであり、ポジティブはいいものだという前提自体が、とてつもなく、うたがわしい。ネガティブには、「よしあし」は含まれてないし、「ぜんあく」も含まれてない。 ポジティブには、「よしあし」は含まれてないし、「ぜんあく」も含まれてない。ところが、ネガティブなのは悪いことなんだと思ってしまっているのである。じゃあ、その人が、なにをネガティブだと感じて、なにをポジティブだと感じるのか? これにはほんとうは、自分のなかの視線と、つくられた視線がある……ような気がする。
一般人が考えているようなポジティブな考え方や、ポジティブな行動について、考えて、それがいいものかどうか、考えてみると、いいもののようには思えない。まあ、自分にとって!いいものかどうかということなのだけど……。ポジティブなイメージというのが問題なのだ。ポジティブなイメージというのは、一般人がポジティブだ感じるようなイメージだ。それって、ほんとうに、自分にとって、いいものだと感じているのかな?