2021年9月5日日曜日

百点満点のマンションなんてない。

バルサンよりも、蚊取り線香をつけっぱなしにしたほうが、ダニに効くという情報を得た俺は、やったのだけど……。まあ、よいこの皆さんは、やらないほうがいいです。火事になりそうになった。けど、この方法はまだ、あきらめきれなくて、監視カメラを買って、やるつもり。

ともかく、一階の部屋に行っただけで、ダニに刺されてしまうのだ。いろいろなところがダニに刺される。俺が一番いやなのは、顔を刺されることだ。で、バルサンをやったにもかかわらず、ダニがへらなかったというのが、一番重要なポイントだ。まあ、バルサンではなくて、ダニアースレッドなのだけど。

昨日、夜、下の部屋に行ったら、ばた!!ばた!!!と、人がドアのノックするような音がするのだ。あれは、床下に入ったネズミが、穴をふさいだ部分にアタックしている音だと思う。50年間、穴があいていても、一回も、ネズミなんか、入ってきたことがなかったのに、親父が、マグロの粕漬を、ほぼ、一日中出しておくということをしたあと、ものすごい状態になっている。まあ、だいたい、親父がそういうことをやりはじめて、だいたい60日ぐらいで入ってきた。で、親父が、「ネズミシートで捕まえるからいい」と言って、ネズミ対策工事をやらなかった。これは、意地でもやらなかった。そうすると、ネズミに侵入されて、ネズミのうんこが、いろいろなところにばらまかれることになる。

それから、ネズミというのは、動きながら、小便をするので、当然、部屋全体にネズミの小便のにおいがつく。けど、これも、酒糟のついた魚とおなじで、こっちが「くさい」と言えば「くさない」と親父がこたえるということが、何年間も毎日続いて、ほんとうに、ネズミ対策工事をしなかった。親父がうちにいるうちは、ネズミ対策工事をすることができなかった。そのあいだに数年のときが流れる。

そうすると、時間の経過とともに、ネズミにとって「いい場所」になる。より良い場所になってしまうのだ。そうなるとどうなるかというと、ネズミにとって食い物がないにもかかわらず、絶対の意地で入り込んでこようとすることになる。

もう、ネズミにとって食い物はない。入ってきてもむだ。けど、ネズミが、「ここには、おいしいものがある」「仲間のにおいがする」と思って、なんとしても、侵入しようと思うようになるのだ。というわけで、石けんを食われたりする。どんだけ石けんを食われたか。

ともかく、ダニに刺されないで入れる風呂場が必要だ。というわけで、引っ越しを急いでいるのだけど、うまくいかない。

まだ、人が住んでいるところには、俺は行きたくない。けど、引っ越し先の第一候補が、人が住んでいるところなのだ。

で、俺は、訪問なしで、すませようとしたのだけど、不動産屋が強く反対するのだ。

で、相手に、不動産屋が連絡をすることになっていのだけど、不動産屋が電話をけてみたら、相手が出ないということになっている。ようするに、連絡がとれない。

俺が相手の中古マンションを買ったあと、相手が出て行くための用意をするわけだから、一か月か二か月かかるということになる。けど、ネズミとダニの恐怖がせまっている。なので、本当は、はやくすませたい。

引っ越し先のことなんだけど、なにかと、欠点があるのだ。だから、その第一候補にしても、住めば、なにかと欠点が出てくると思う。けど、俺は、それはいいのだ。けど、不動産屋が、見ておかないと、あとで欠点に気がついて不満が出てくるから、見ておいたほうがいいと言うのだ。一理ある。けど、一理だ。百点満点のところなんてない。とくに、低予算でやるとなると、見るからになにかしら欠点があるところばかりなのだ。

これは、最初は気がつかなかったけど、住んでいるうちに気がつくような、わかりやすい欠点ではない。最初から、写真を見ただけで気がつくような欠点だ。たとえば、風呂場がきたないとか、トイレがきたないとか、キッチンがきたないとかということだ。ほかにも、大規模修繕工事をやっているとか、じゅうたんなのか、じゅうたんじゃないのかわからなものが敷いてあるとかということだ。

第一候補は、人が住んでいるから受け渡しに時間がかかるということをぬかして、いろいろな条件を満たしている。

不動産屋は、「売主に会いたくないのですか」と訊いてきた。で、俺はそれはかまわないのだ。不動産屋で会うことには抵抗がない。けど、相手の生活空間に行くのがいやなのだ。「ああ、この人が使っているトイレなんだな」と考えてしまうのがいやなのだ。

そりゃ、不動産屋であったとしても、「ああ、この人が使っているトイレなんだな」と思うことはできるのだけど、さすがに、実生活の感じを見せられると、いやなのだ。

けど、不動産屋と話しているときは、そのことに気がつかなかった。どうして、不動産屋で会うことはよいのだけど、相手の生活空間に行きたくないのか? 自分でもわからなかった。

意識にあったのはちがう理由だ。それは、もし、自分が逆の立場だったら、絶対に人を入れたなくないと思うということだ。ようするに、ぼくが売り主だったら、自分が生活しているところに、マンションを見る人が訪問してくるというのが、ものすごくいやなのだ。

これは、意識にのぼっていたから、「もし、自分が逆の立場だったら、(訪問は)すごくいやなんですけど」ということは言った。けど、不動産屋は、「あの人は、(そういうことは)だいじょうぶだと思いますよ」と言ったのだ。まあ、ここらへんは、人によって感性がちがう。「絶対にいやだ」と思う人もいるし、「なにがいやなの? どんどんきてよ」と思う人もいると思う。 


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