じつは二日前に、冷蔵庫付近に殺虫剤をまいた。冷蔵庫付近には、バスマットが置いてある。これに殺虫剤がつくといやなのだけど、このバスマットは捨てようと思った。で、昨日、バスマットを捨てようと思って、作業をしたのだけど、その作業中に、ダニに刺された。これはどういうことかというと、ずっと前、床をふいた布をそのまま、置いておいた。で、これにも、殺虫剤がかかったはずなので、だいじょうぶかと思ったのだけど、だめだった。手袋をしたのだけど、この手袋は、使い捨て手袋で、丈が短い。手袋に覆われない腕の部分をさされた。手首のところまでしか手袋の丈がない。ちょうど、その上のあたりをさされた。ぼくは、かゆいのよりも、虫刺されのあとが気になる。けど、かゆいのも不愉快だ。
いやなんだよ。こういう作業をするときも、親父が「ネズミシートを俺が捨てるからいい」と言って、工事をしなかったことが、頭にくる。親父が、粕漬を一日中出しっぱなしにして、ネズミを餌付けしたことが頭にくる。親父は、ネズミの糞は、どれだけ転がっていても、まったく気にしない。そういう感覚の持ち主。ネズミの糞が問題だった。これ、ほんとうにやばいものなのである。
ネズミの糞にやられた。俺はもう、これ、処理したくないのである。俺がネズミの糞処理を放棄したから「布」が置きっぱなしになっている。
ともかく、中古マンションを買って、そこに俺がうつってから、バルサンを炊いたり、粗大ごみ処理をしようかなと思っている。このうちではない、場所を確保してからのほうがいいんじゃないかと思う。俺がここに住んでいるから、バルサンのことを気にするわけで、住んでいなかったら、気にしない。ようするに、もっと気楽にバルサンを炊ける。バルサンを炊いているときに、いる場所がなくてこまるということもない。まあ、コロナがはやってなければ、図書館でいいのだけど、図書館にいにくい。それに、ぼくは、睡眠リズムがおかしいので、ほんとうにこまるのである。夜中にやることも考えたのだけど、やはり、5時間ぐらいは、時間をとりたいので、やめた。
あとは、ここはやはり、放射能レベルが高い地域だから、ちょっと横にずれたほうがいいんだよな。放射能マップを見ると、直撃なのである。近くに一度引っ越して、ということを考えていたのだけど、近くだと、どのみち、放射能レベルが高いところに引っ越すことになる。けど、近くのほうがいい。自転車で行ける距離のところに一度引っ越したあと、別の場所に引っ越そうかなと思っていた。この方法が一番、現実的なのである。俺の体力を考えると……。けど、これは、合計二回引っ越すことになるから、金が余計にかかるということになる。