2024年2月17日土曜日

消極的な善、積極的な善

 ともかく、ネガティブかポジティブかということではなくて、よいかわるいかということについて言うなら、まず、からだが重要だ。やっぱり、ネガティブやポジティブという言葉には、ほんとうは「ぜんあく」や「よいわるい」が含まれてないのだけど、人々が勝手に「ネガティブなら悪い」「ポジティブならよい」というイメージを付与しているために、言葉とずれが生じてしまうのではないかと思う。だって、そうだろ。消極的な善、積極的な善……。どっちも善だ。ネガティブを消極的と訳して、ポジティブを積極的と訳すなら、ネガティブな善、ポジティブな善もどっちともあるということになる。そして、ぼくなら、消極的な善のほうが、好ましいのである。積極的な善って、いやな感じがする。なんか、押しつけがましい感じがただよってくる。けど、ネガティブをたとえば、「暗い」と訳すと?暗い善ということになる。暗い善?なんのことだろうか? ポジティブを「明るい」と訳すと?明るい善ということになる。明るい善?なんことだろうか?

 

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