ネズミは去ったと思ったけど、去ってなかった。排水溝のところを幅広テープで止めたのだけど、幅広テープが破られていた。なので、ネズミは、排水溝に逃げたのだと思った。けど、ネズミは、排水パイプ内に、隠れていて、ぼくが眠ったら、出てくるつもりなのかもしれないと思った。排水パイプのつなぎ目から、出入りできるということがわかったので、パティを使って、出入りできないようにしようとした。しかし、はっきり言って、やる気がしなかった。もうつかれはてていて、眠るまえにパティをつける気にはなれなかった。パティは、手袋をつけていじることができない。手袋が破けて、パティについてしまうのだ。パティは、素手でいじるしかない。でっ、素手でいじると、いじったあと、風呂に入る必要がしょうじる。なので、パティと入浴は、セットなのだ。ぼくのなかではねぇーー。
それで、起きて、やつがいるかもしれない部屋にはいったら(2畳ぐらいの空間なのだけど)引き戸の表面が、がりがりやられて、破損して、床に落ちていた。引き戸・表面の木が、ボロボロにされた。ようするに、ぼくが眠ったあと、ネズミが(多分排水溝から)出てきて、引き戸(ドア)の向こう側に行こうとしたということだ。
でっ、さっき、パティをつけて、風呂に入った。
家探しは、あいかわらず、難航していて、なかなかいいのが、見つからない。心が折れる。おカネの配分を考えなければならないのだ。
ともかく、パティをパイプつなぎ目部分につけたけど、パティを掘りまくって、出てくるかもしれない。そして、パティをつけた時点で、やつが、あの部屋の内部にいるという可能性もある。ようするに、パティが(防御壁として)機能するなら、あの部屋の内部にいるネズミが今度はほんとうに、外に出れなくなってしまったわけだ。ネズミがパティを突破するかもしれないし、パティを突破しないかもしれないし、それは、わからない。そして、ネズミが、ぼくが起きたあと、ぼくの動きを察知して、排水溝側に逃げて、パイプ内にひそんでいたのかどうか、わからない。部屋のなかにいる可能性と、パイプ内にいる可能性がある。
* * *
一度、眠って、そのあと、起きて、ご飯を食べて、そのあとまた寝たわけ。二回眠っている。一回目眠って起きたあとまでは、ドアのひっかきはなかった。ボロボロになった木の破片が床に落ちていなかった。じつは、これから、破片の掃除をしなければならない。
じつは、一回目眠るまえの気分が、最悪なのである。まあ、パティをいじるような余裕はないよ。めちゃくちゃに憂鬱だった。一回目眠ったあとの、体が、しんどかった。体が、猛烈に、しんどかった。二回目、眠って起きてからのほうが、体が軽い。
ようするに、一回目・眠る前の雰囲気と、一回目起きてから、ご飯を食べて二回目、眠るまでの雰囲気が、並じゃないのである。悪い意味で並じゃない。ものすごくしんどかった。
ともかく、動きたくないときの感情が並じゃない。