うまかった。けど、やる気がしないときは、やる気がしないわけで、やる気がしないのにやると、めちゃくちゃに不愉快なことが起こることが多い。やる気がしないということのなかには、栗きんとんを食べるということも含まれている。買うときは、もちろん、食べるつもりだったのである。けど、いざ買ってみたら、ぜんぜん食べたい気持ちがわかない。まあ、年末だったから、何日か置いておくものなんだけど……。で、正月中も、正月がすぎたあとも、ぜんぜん、食べる気がしないんだよね。いまさっき、急に食べたい気持ちになって食べた。食べたいときに食べると、もちろん、うまく感じる。けど、「くさるから早く食べておかないと……」みたいな気持ちで、食べると、ぜんぜんおいしくない。で、食べ物でもそうなんだけど、ほかのことでも、そういうところがある。みんな、そんなところはあると思うけど、なんか、普通の人よりも、そういう傾向が強いみたいなのだ……自分は。
まあ、食べ物の場合、せいぜいのところ、「くさらせてしまう」というようなことで終わるわけだけど、ほかのことだと、もっとめんどうなことになることがある。
これは、長期騒音の影響で、長期騒音以前は、人並みだった。これ、やりたくないときの気分が、並じゃないのである。普通じゃないのである。まあ、うつ病患者の「それ」よりも、もっとひどい感じがする。