2020年12月8日火曜日

悪いことをしているにも関わらず、楽しくすごしているやつもいる


ほんとうに、悪いことをしているにも関わらず、楽しくすごしているやつもいるんだよな。たとえば、オレオレ詐欺の人は、詐欺がうまくいけば、よろこぶ。金が入るし「俺は天才だ」と思うことができる。あるいは、「俺は、だまされたやつより頭がいい」と思うことができるだろう。たぶんだけど、悪いことをしているつもりというのがないと思う。「俺って頭がいいな」とか「俺って才能があるなぁ」と思っていると思う。「だまされたほうが悪い」なんてのは、とっくのとうに、こえていると思う。詐欺が楽しくて楽しくてしょうがない。「才能を生かした仕事ができて、おもしろい」と思っているだろう。刑務所に入ったって反省なんてしないだろう。「出所したら、もっとうまいことだましてやろう」と思ってワクワクしているだろう。彼にしてみれば、警察や検察が悪なのである。自分を捕まえようとするやつらが、悪いやつらなのである。だまされた人のことは、「バカなかも」ぐらいにか思ってないよ。大漁だったら、よろこぶだろう。ようするに、たくさん詐欺行為をしたほうが、うれしい。楽しい。いっぱいだましたほうが楽しい。カモの人数が多ければ多いほど、楽しい。大漁だってよろこぶ。
ともかく、客観的には悪いことをしているのにまったく悪いことをしていると感じない人がいる。その人たちは、つかまれば失敗したと思うけど、人をだましても「失敗した。やるんじゃなかった」とは思わない。その場合、ほんとうに、楽しければいいのかという問題がある。本人が主観的に楽しいことをやっているわけだから、やはり、成果が出れば楽しいのである。だまされた人の気持ちは、その人のなかにはない。だから、痛みを感じないですむ。そういうことは、じつは、人それぞれにちがう。だから、本人の道徳心に期待して、悪いことをしないように求めるということはできない。本人の基準からすれば、悪いことではないのだから、悪いことをしているとは思わずにするだろう。
 

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