口封じ、金、免責……これで、ころっといってしまう人たちがいる。これだけで、人格がかわる。価値観がかわる。
主治医というのが問題で、主治医が、こういうことに興味がある人だと、普通に、人をまるまるしてしまう。主治医にとって「相談」にきた人は、たんなる他人。どうなってもかまわない、たんなる他人。実際に、その他人が、どんだけこまった状態になっても助けてくれなーい。認めることになるからだ。認めることは、手を染めた人にとっては、絶対に避けなければならないことなのである。それを含んで、くち……不・ーーー字。ともかく、もう、最初に決めてしまったのである。彼らは、免責なら、金も入るし、やってしまおうと思ってしまったのである。