手短に言うけどな……ゲームでもなんでも夢中になれることがあるということはいいことなんだぜ。夢中とまではいかないまでも、「楽しい」と感じることができるものがあるということはいいことだ。
仕事をしないでゲームをしているニートがいるとする。ほかの人は、「ゲームなんてしてないで働け」と言うだろう。しかし、仕事もゲームもしないで、楽しくない気分でくらしているニートよりも、ゲームをしているニートのほうが、しあわせなんだよ。まあ、仕事をしない理由はいろいろとあると思う。仕事をしたほうがいい人も、当然いるだろう。仕事をして、お金を稼ぎ、自分の金でゲーム機を買ってゲームソフトを買って、それであそべばいい……というのが、一般的な考え方だろう。そういうことをニートに言う場合、対象となるニートが、じつは、働けない人間なのか、働かない人間なのかはわからない。働けない人間である場合、「働け」と言ったって、働かないんだよ。働けないのだから。その場合、たとえ、ゲームでもいいからやりたいことがあるということは、大切なことだと言いたいのだ。
君らはまったくわかってないんだね。