ちょっと休んでから、買い物に行くかもしれない。あくまでも、「かもしれない」。
あーーっ、俺がつかれた。
起きたあと、たいしたことはしてないけど、つかれている。どうするかな?
そういえば、ふるい昭和アパートの写真をネットで見たけど、「いいね。いいね」と思った。「これは、いい」「こういうのがいい」「いかにも昭和の青春という感じ」「六畳一間で、トイレが部屋の外にあるタイプ」「風呂はないというタイプ」「ははっ、これいいね」……と思った。まあ、風呂は銭湯じゃないほうがいいけどな。絶対にうち風呂だよな。風呂に関しては、俺はうちに帰って入っていたんだよな。そして、そのあいだじゅう、きちがい騒音が鳴ってた。やっぱり、つかれるのには、わけがあるんだよ。人生につかれるのには、わけがある。
(銭湯? 案外高い。当時は、超節約生活だから、うちのひとが入る時間に(だいたい)あわせて、はいるということになる。鳴ってたよな。鳴ってた。くるしかった。)