2023年10月23日月曜日

「自分自身」のことを、「筆者」とよぶ人

 前にも思ったことなんだけど「自分自身」のことを、「筆者」とよぶ人がいる。その投稿なり、コメントなり、ブログを書いている人が、自分のことを筆者とよぶのだ。

けど、これは問題がある。

たとえば、本についてコメントをしている場合、本の「筆者」のことか、コメントの「筆者」のことなのか、読者には、わからない場合がある。

自分のことを「筆者」と書いているわけで、作者のことを「筆者」と書いているわけではないという、暗黙の了解が……コメントを書いている人の頭の中には……ある。勝手に、自分で了解しているだけなのだけど、自分が書いているのだから、その点について、混乱するということがない。問題を感じない。

ただ単に「筆者」と書いた場合、その「筆者」というのが、本の作者のことなのか、コメントを書いている人(自分自身)のことなのか、書いている人には、区別がついている。

けど、読んでいるほうは、そうじゃないのである。いちいち、この「筆者」というのは、作者のことなのか、コメントを書いている人自身のことなのか、わからなくなるのである。全体の文章を読んで、「筆者というのは、作者のことじゃなくて、コメントを書いている人自身のことなのだな」と判断しなければならなくなる。ただ単に「筆者」と書かれると、それだけでは、区別することができないのである。

なので、「筆者」とは書かずに「わたし」とか「自分」という単語をもちいて、本の作者とは、区別して書いたほうがいい。

けど、自分自身のことを「筆者」と書きたがる人は、猛烈に、自分人のことを「筆者」と書きたいみたいなのである。自分のことを「筆者」とよぶことに、特別なこだわりがあるみたいなのである。なので、こういうことを言われても、ずっと「筆者」「筆者」と書き続けるだろう。

いつも読んでくださるかたに感謝しております



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