2025年10月1日水曜日

●2025/10/01 16:32

 相手が「やらなくていい」と言っていることを「やってしまう」ことは、どういうことなのかというと、相手がやるつもりでいたことを、とっちゃうことになるんだよ。相手がやるつもりでいたことを「うばう」ことになる。だから、相手は憤りを感じるわけ。腹がたつわけ。ちゃんと、理由がある。相手が、「やらなくていい」「やらなくていい」と言っていることは、「やってほしくないこと」なんだよ。相手の気持ちを無視して「やってやるやってやるやってやる」と言う人は、相手の気持ちを無視している。相手は、相手の頭の中に行動プランがあって、その行動プランに沿って、行動しているわけ。けど、外側からは、相手が、いやいや、やりたくないことをやっているのか、それとも、やりたいつもりでやっているのかは、わからない。その場合は、一回だけは、「やってあげようか」と申し出るのは、いいことだ。けど、相手が、一度「やらなくてもいいです」と言ったら、「やってほしくない」ということだから、やるべきではない。ところが、相手に恩を売りたい人は、相手がどう思っているかに関係なく、恩を売りたいわけだから、自分がやってやりたくなったことを、「やってやるやってやる」と言うことになる。あるいは、「人に親切にして自分の運をあげたい」と思っている人は、親切にすることが、重要なので、自分がやってやりたくなったことを、「やってやるやってやる」と言うことになる。その場合、自分のなかにプランがあって動いしている人にとっては、プランを中断して、「やってやるやってやる」と言っている人に対応することになる。はっきり言えば、じゃまなのだ。邪魔をされていることになる。けど、相手に恩を売りたい人や、人に親切にして自分の運をあげたい人は、そのことがわからない。自分が相手の「邪魔をしている」なんてことは、頭に浮かばない。「やってやるやってやる」と言っている人にとっては、ともかく、「やってやること」が重要なので、相手の感情を無視してしまう。相手は「邪魔をされて腹がたつ」と思っているんだよ。「時間をさかれる」と思っているんだよ。ひとこと、「やらなくていい」と言って、対応したら、そのまま引きさがるべきなんだよ。相手のことを思っている人は、引きさがるべきなんだよ。相手に親切にしたいだけの人は、引きさがるべきなんだよ。けど、「恩を売る」とか「自分の運をあげる」というような動機をもっている人は、引きさがらない。「恩を売りたい人」はその機会をいかして、恩を売りたいと思うわけだから、押しつけがましく、「やってやるやってやるやってやる」と言うことになる。「相手に親切にして自分の運をあげたい」と思っている人はその機会をいかして、「自分の運をあげたい」と思っているのだから、「やってやるやってやるやってやる」と言うことになる。相手の感情は無視なのである。自分が、相手の行為を中断させたということに、気がつくことがない。「やってやる」と言っている人に、対応しなければならなくなるから、自分の行動プランにしたがって動いている人は、自分の行動プランを一時的に中断したことになる。中断して対応しているのに、「やってやるやってやるやってやる」としつこく言って、聞かないのである。これも、「相手」とか「自分」とかというような言葉を使うと、だれがだれなのかわからなくなってしまうので、ほんとうは、AさんとBさんに登場してもらわなければならなくなるのだ。けど、もう、話が終わりそうなので、AさんとBさんには登場してもらわない。「やってやるやってやるやってやる」としつこく言っている人は、自分の行動プランをもっている人の邪魔をしているということね。何回も、「やらなくていい」と自分が言って、何回も相手が「やってやる」と言った場合、そのやり取りに時間がかかっているわけだから、行動プランをもっている人……この場合は、やらなくていいと言っている人は、時間をむだにしていることになる。対応時間がむだなのだ。しつこくしつこく「やってやる」と食い下がってくる相手に使う時間が、むだなのだ。「何回、おなじことを言わせるんだ」と思って腹がたつわけだ。けど、相手に「何回、おなじことを言わせるんだ」と言いたくない場合は、ストレスがかかるのである。だから、「やってやるやってやる」としつこく言って、食い下がる人は、相当に、「相手に」ストレスをかけている。相手は、頭にきて、当然だ。

まあ、これ、「相手」とか「自分」という言葉を使うと、わかりにくくなるんだよ。ほんとうは、AさんとBさんに登場してもらうべきだ。けど、もう、いいや。 

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