いまでこそ、缶コーヒーなんて、まったく飲む気にならないけど、むかしは、飲みたかった。とくに、ストレスがたまると、どうしても、缶コーヒーが飲みたくなった。缶コーヒーじゃないとだめなのだ。ほかのタイプのコーヒーだとだめなのだ。缶コーヒーが、なんか、ストレスにあっているのである。けど、缶コーヒーはやばい飲み物だ。絶対に、毎日飲むような感じにしてはいけない。ともかく、頻繁に缶コーヒーを飲むのは、病気を「買っている」ようなものなので、やばい。そんなに、やばい感じがしないのだけど、やばいのだ。
缶コーヒーの雰囲気というのがある。いまは、その雰囲気じゃないから、まったく飲みたくないけど、特殊なストレスがかかると、一気に飲みたくなる。じゃあ、缶コーヒーがうまいのかというと、うまくないのだ。これ、ほんとうに、うまくないのに、飲みたくなってしまう。飲むまえが、一番、テンションが高い。飲んだら、「うまくない」と思う。うまくないのに、飲みたいものなのだ。
